フォトクリエイトから届く“個人情報漏えいのお詫び”メールは本物?登録してないのに届く理由と今すぐすべき対応まとめ

生活

最近、「フォトクリエイト」という会社から「個人情報漏えいの恐れに関するお詫びとお願い」というタイトルのメールが届いたという話題が、X(旧Twitter)やLINEなどのSNSを中心に広まっています。

「え?そんな会社に登録した覚えはないし、そもそも何のこと?」と不安や戸惑いを感じた方も少なくないのではないでしょうか?

特に、ネット上で買い物をしたり、写真サービスを利用したことがある方にとっては、「もしかして自分も関係あるの?」と心配になることもありますよね。

このようなときは、焦らず落ち着いて事実を確認することが大切です。

この記事では、フォトクリエイトから届いたメールが本当に信頼できるものなのかどうかを丁寧に解説しながら、「なぜ登録していないのに自分のところに届いたのか?」という素朴な疑問にもわかりやすくお答えしていきます。

さらに、万が一のときに備えて、どんな対応をしておくべきか、そして今後同じようなことが起こらないための予防策についても、初心者の方にもやさしくご紹介していきます。

少しでもこの記事があなたの不安を和らげる手助けとなれば嬉しいです。


1. 公式発表の流れとポイントを整理しましょう

フォトクリエイトは、2025年7月31日「お客様情報が第三者に誤って公開された可能性がある」という発表を行い、利用者や関係者に対して注意を呼びかけました。

その後、約1週間後の8月8日には、さらに内容を更新し、より詳細で具体的な説明を公式サイト上に掲載しています。

これにより、どのような情報が流出した可能性があるのか、またどの範囲のユーザーが対象なのかについて、明確になってきました。

このお知らせの中では、情報の外部公開が判明した時点で、すぐに事態の調査が開始され、警察や個人情報保護委員会といった関係機関にも正式に報告が行われたと記載されています。

また、外部のセキュリティ専門家とも連携しながら、再発防止策の策定にも取り組んでいることが強調されています。

こうした一連の対応を見る限り、フォトクリエイトは誠実に事態に向き合い、利用者に対して真摯に対応している印象を受けます。

したがって、今回届いたメールは詐欺目的の偽物ではなく、公式に送られた本物の通知メールである可能性が非常に高いと考えてよいでしょう。


2. メールの見た目や内容に注目してみましょう

本物のメールには、以下のような特徴があります。

このような特徴から見ても、このメールは明らかにフォトクリエイトの正規の通知であると判断できます。

特に、ドメイン名が信頼できる会社のものであるかどうかは、真偽を見分けるうえで非常に重要なポイントになります。

また、日本語の文章が整っていて、変な言い回しや機械翻訳のようなぎこちなさがないかも確認ポイントのひとつです。

今回のメールは全体的に丁寧な言葉遣いで書かれており、信頼感があります。

ただし、どんなに本物らしく見えるメールでも、不安がある場合には念のためメール内のリンクは直接クリックせず、ブラウザを使って「フォトクリエイト」と検索し、そこから公式サイトにアクセスするようにするとより安心です。

特にスマートフォンで閲覧しているときは、URLの表示が省略されることもあるので、リンク先のURLを長押しして確認するか、直接検索してアクセスする癖をつけておくと、フィッシング詐欺の被害を未然に防ぐことができます。


3. 登録した覚えがないのに届くのはなぜ?

「フォトクリエイトって聞いたことないし、登録もしてないのに…」と感じた方も多いと思います。

突然届いたメールに驚き、不安な気持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特に、普段あまりネットサービスを使わない方にとっては、「これは何かの間違い?それとも詐欺?」と疑ってしまうのも無理はありません。

実は、フォトクリエイトは「スナップスナップ」「スナップパーク」など、学校行事や各種イベントの写真をオンラインで閲覧・購入できるサービスをいくつも運営している企業です。

たとえば、運動会や入園式・卒園式などの行事で、カメラマンや先生が撮影した写真がフォトクリエイトのサービス上にアップロードされ、その写真を保護者が閲覧・購入できるという仕組みになっています。

その際に、閲覧用URLを受け取るためのメールアドレス登録が必要になるケースが多くあります。

また、場合によっては保護者ではなく祖父母や親戚の方が代理で登録したことも考えられますし、何年も前の登録がそのまま残っていたというケースもあるでしょう。

つまり、自分が直接登録したという記憶がなくても、知らないうちに家族や学校側で代わりに登録されていたり、過去のイベントで一度だけ使ったメールアドレスが今回の通知の対象になっていた可能性が高いのです。


4. 詐欺メールと本物の見分け方とは?

今回の件を悪用して、似たようなフィッシング詐欺メールが出回ることも考えられます。

見分けるポイントは以下の通りです:

  • 送信元のメールアドレスを確認することは、まず第一に行うべき大切なステップです。公式なメールであれば、ドメインが「@photocreate.co.jp」になっているはずなので、迷った場合はこの部分をしっかりとチェックしましょう。ドメインが似ていても微妙に異なっている場合は、フィッシング詐欺の可能性があるため要注意です。
  • 送信元のメールアドレスを確認(例:正しくは「@photocreate.co.jp」。似たような偽ドメインに注意)
  • メール本文の文章をじっくり読んでみて、不自然な日本語や言い回し、意味が通らない表現、誤字脱字などがないかをチェック
  • メールに記載されているリンク先のURLを長押しや右クリックで確認し、URLが本当に公式サイト(https://www.photocreate.co.jp)につながっているかどうかを確認する

また、これらのチェックをしたうえで少しでも違和感がある場合、「もしかして…」と感じたその直感はとても大事です。

リンクは絶対にクリックせず、手間でもご自身でブラウザを開いて「フォトクリエイト」と検索し、公式ホームページにアクセスすることを強くおすすめします。

とくにスマホで見ていると、リンクのURLが見えにくくなっていることもあります。

そんなときは焦らず、リンクを押さずに公式サイトに直接アクセスすることが、安心・安全につながります。


5.SNSの反応や体験談から見えること

SNSでも「まったく心当たりがないのにこんなメールが来てびっくりした」「詐欺かと思って焦った」など、不安や混乱を訴える投稿が数多く見られます。

特にX(旧Twitter)などでは、「フォトクリエイトって初めて聞いたけど、なんで私に届くの?」という声が目立ちます。

その一方で、「最初は詐欺メールかと思ったけれど、よく考えたら子どもの運動会の写真をスナップスナップで注文したことがあった」「何年も前に一度だけ使った記憶がよみがえった」など、自分や家族が過去に利用していたことを思い出したという投稿も多く見受けられました。

こうした反応からも分かるように、自分自身の記憶になくても、家族の誰かが代わりに登録していたり、学校を通じて知らぬ間に関わっていたというケースが非常に多いのが特徴です。

ですので、驚いてしまうのも無理はありませんが、まずは一度立ち止まって、冷静に状況を見極めることがとても大切です。

感情に任せてリンクを開いたり、逆に何も確認せずに放置してしまうのではなく、落ち着いた対応を心がけるようにしましょう。


7. よくある質問と答え(Q&A)

Q. クレジットカード情報は漏れてるの?
→ フォトクリエイトでは、クレジットカード情報については一切保管していないとのことです。

そのため、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどが外部に漏れるリスクはないと明言されています。

オンライン決済などを通じてフォトクリエイトを利用した経験があっても、この件についてはひとまず安心してよいでしょう。

ただし、他サービスと混同しないよう、念のため自分がどこにカードを登録しているかの確認もおすすめします。

Q. 名前や住所は?
→ 現時点での報告によると、一部の利用者情報に関して、名前・住所・電話番号・メールアドレスなどが外部に閲覧可能な状態だった可能性があるとされています。

パスワードについても暗号化はされていましたが、セキュリティ強化の観点から、新しいものに変更しておくことが安心につながります。

特に、他のサイトと同じパスワードを使いまわしている場合は、すべて異なるものにしておくのが理想です。

Q. これからどうすればいいの?
→ 今後の詳細な続報や対応策については、フォトクリエイトの公式ウェブサイト上で随時更新されています。

すでに特設ページも設けられており、現在の状況やFAQがまとめられているので、定期的に確認するようにしましょう。

また、不安な点がある場合は、公式サイトに記載されているサポート窓口に相談するのもひとつの手です。

ひとりで悩まず、身近な人に相談したり、信頼できる情報源を通じて対応することが大切です。


まとめ

フォトクリエイトから届いたメールは、2025年8月現在、公式サイトで発表された内容に基づいて送られた正規のものと考えられます。

そのため、内容に不審な点が見当たらない場合は、詐欺ではなく正当な通知であると受け止めてよいでしょう。

また、自分自身で登録した覚えがなくても、家族が代理で申し込みをしていたり、過去に学校や保育園のイベント写真の閲覧サービスを利用した際にアドレスを登録していたというケースも珍しくありません。

そのような背景から、本人にとっては“身に覚えがない”と感じてしまうこともあるのです。

まずは慌てずにメールの文面をよく読み、内容を確認しましょう。

記載されたリンクは安易にクリックせず、フォトクリエイトの公式ホームページを自分で検索してアクセスする方法が最も安全です。

そのうえで、対象となっているサービスや登録情報に心当たりがあるかを冷静に確認しましょう。

もしパスワードの使い回しをしている場合は、念のためログイン情報を更新しておくことをおすすめします。

加えて、今後同じようなトラブルを未然に防ぐためにも、セキュリティ意識を少しずつ高めていくことが大切です。

それでも不安が拭えない場合は、信頼できる家族や友人にメールを見てもらい、一緒に確認してもらうのも安心につながります。

身近な人と共有しながら、落ち着いて対処していきましょう。

 

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