東京で開催中!『ジブリ立体造形展』の魅力とは?展示の注目ポイントや混雑傾向、滞在時間の目安をレポート

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スタジオジブリの名作たちが、平面のスクリーンを飛び出して“立体”となって目の前に現れる特別展が、東京に帰ってきました。

今回の展示は、ジブリファンにとっては感慨深いもの。

というのも、東京での大規模開催は実に約20年ぶりということで、長らく心待ちにしていた方も多いはずです。

実際に足を運んでみると、映画の名シーンが見事に再現された展示物が次々と登場し、空間全体がまるでジブリ作品そのもののような世界観に包まれていました。

作品ごとに異なる雰囲気や細かな演出が施されており、どこを切り取っても見どころ満載です。

この記事では、展示の内容や見逃せないスポット、滞在時間の目安、さらに混雑状況についても現地での体験をもとに丁寧にまとめています。

「どんな準備をすれば楽しめる?」「空いている時間帯は?」といった、これから訪れる方が知っておきたい情報も交えてご紹介しますので、事前にチェックしておくとより快適に楽しめますよ。

ジブリファンはもちろん、初めて鑑賞する方にもおすすめの展覧会です。

東京で開催中『ジブリ立体造形展』展示の魅力を徹底紹介!あの名シーンが目の前に広がる体験

会場に一歩足を踏み入れると、そこはまるでスタジオジブリの作品世界に入り込んだかのような空間。

映像で親しんできた名シーンが、立体的な造形物として目の前に現れ、そのリアルな存在感に思わず圧倒されます。

細部まで作り込まれた造形は、まるでキャラクターたちが今にも動き出しそうなほどの臨場感。

ジブリの世界を「見る」から「体感する」へと変えてくれる特別な展示です。

たとえば『となりのトトロ』では、大きなクスノキの下で眠るトトロの姿が再現されており、その柔らかな毛並みや優しい表情までもが丁寧に表現されています。

すぐそばにメイちゃんがいるような気持ちになる、そのリアルさは圧巻です。

『千と千尋の神隠し』の湯屋の展示も見ごたえ十分。橋の上から湯屋を見上げる構図になっており、まるで千尋の視点で物語の世界に入り込んだかのよう。

特にカオナシが影で表現されている演出は、作品の幻想的な空気を巧みに再現しており、印象に残ります。

『ハウルの動く城』では、複雑な構造を持つ城の細部に至るまで精密に作られていて、実際に動きそうなリアリティがあります。

ハウルとソフィーが空を飛ぶ場面を立体展示で再現したブースもあり、物語のロマンチックな瞬間を間近に感じられる展示になっています。

中でも特に注目したいのが、『紅の豚』に登場する飛行艇「サボイアS-21」の実寸大に近い木製モデル。

全長約5メートルのこの造形物は、木工造形家・中川智治さんによる手作業で仕上げられたもので、その造形美と職人技、そして作品への深い愛情が感じられます。

会場が運河沿いにあることもあり、まるでアドリア海に佇むポルコの世界に迷い込んだような気分に浸れます。

さらに会場内では、宮﨑駿監督が手がけた短編アニメーション『空想の空とぶ機械達』の特別上映も実施されています。

6分という短い作品ながら、空への憧れと遊び心がたっぷり詰まった映像で、監督自らのナレーションが穏やかに物語を導いてくれます。

会場内のシアタースペースでゆったり鑑賞できるのも嬉しいポイントです。関連グッズは既に売り切れているアイテムもあるため、気になる方はお早めにチェックを。

そのほかにも、『魔女の宅急便』のパン屋の店先を再現した展示や、『耳をすませば』の電車内でムーンの隣に座れるフォトスポット、『もののけ姫』でモロとアシタカが向き合う緊迫した場面(こちらは撮影不可ですが一見の価値あり)、『天空の城ラピュタ』の名シーン!パズーがシータを抱えて飛び降りる瞬間など、心に残る名場面が随所に散りばめられています。

そしてうれしいことに、会場内の多くの展示は写真撮影が可能です。

お気に入りのキャラクターやシーンと一緒に写真を撮ることができるので、思い出に残る1枚をたくさん残してみてくださいね。

この展覧会は、ジブリ作品のファンでなくとも楽しめる“体験型アート空間”。

作品の世界に没入しながら、自分自身の思い出として持ち帰ることのできる、かけがえのない時間が待っています。

ジブリ立体造形展(東京)|滞在時間の目安は?楽しみ方別に解説!

東京で開催中の『ジブリ立体造形展』に行く際、「どのくらいの時間が必要?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

展示をしっかり楽しむには、おおよそ1時間半~2時間程度を見込んでおくと安心です。

というのも、この展覧会は自由に行き来する形式ではなく、決められた順路に沿って展示エリアを進んでいくスタイル。自然と一定の時間がかかる構成になっています。

展示内容は非常に精巧に作られており、ひとつひとつの作品をじっくり観察したり、写真に残したりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

特に「お気に入りのシーンをしっかり撮りたい!」という方や、細部までじっくり見たい方は、2時間ほどのスケジュールを立てておくとゆったり楽しめます。

混雑が予想される土日や祝日、あるいはチケットが完売しているような日は、入場までに時間がかかることもあります。余裕をもって行動するのがポイントです。

1時間ちょっとの滞在でも十分に満足できますが、もっと深く味わいたい方はもう少し時間を確保しておくと良いでしょう。

また、会場内では宮﨑駿監督の短編アニメーション(約6分)の特別上映も行われており、これをしっかり鑑賞したり、展示パネルの文章まで読み込んだりする場合は、2時間半~3時間程度を見ておくと、より充実した体験になります。

一方で、時間に限りがある場合でも、メイン展示と映像をざっと見て回るだけなら45分~1時間ほどでも十分楽しめます。

さらに、鑑賞後にグッズ売り場をじっくり見たい方は、15~30分ほど余裕を持っておくのがおすすめ。

展示会ならではの限定商品や人気キャラクターグッズなど、魅力的なアイテムが並んでいますので、お気に入りの一品を見つけてお土産にするのも楽しみのひとつです。

時間に合わせて無理なくプランを立てれば、ジブリの世界をしっかり堪能できますよ。ぜひ自分に合ったペースで、心ゆくまで楽しんでください。

ジブリ立体造形展(東京)|混雑を避けてじっくり楽しむためのコツ

東京で開催中の『ジブリ立体造形展』は、30分単位の時間指定チケット制を採用しています。

このおかげで、館内は一定数の入場者に制限されており、展示をじっくり楽しめるよう工夫されています。

混雑によって作品が見えにくくなる心配が少ないのは、訪れる人にとってうれしいポイントです。

ただし、どの時間帯も同じように空いているわけではありません。

とくに土曜・日曜・祝日の午前中から15時頃にかけては、来場者が集中しやすく、展示によっては列ができることもあるため注意が必要です。

筆者が調べた5月末の時点では、土曜日のチケットはすでに9月分まで売り切れが目立ち、日曜や祝日も午前中の枠から順に予約が埋まっている状況でした。

週末に予定している方は、なるべく早くチケットを確保することをおすすめします。

また、平日であっても朝からお昼にかけては混雑しやすい傾向があります。

特に開館時間の9時30分から正午ごろにかけては来場者が増えるため、比較的落ち着いて見たい方はこの時間帯を避けた方がよいでしょう。

混雑を避けてゆったり鑑賞したいなら、平日の開館直後(9:30ごろ)、もしくは午後4時以降の遅い時間帯が狙い目です。

夕方は館内も少し静かになり、写真を撮るにも集中して展示を見るにも最適なタイミングです。

ただし、夏休み期間中は平日でも家族連れの来場が多くなり、通常より混み合う可能性があります。

天気が悪い日などは逆に人出が少なめになることもあるため、あえて「雨の日」を狙って訪れるのもひとつの手です。

リアルタイムの混雑状況を確認したい場合は、公式サイトや公式X(旧Twitter)での最新情報のチェックがおすすめです。

また、Googleマップで「寺田倉庫(B&C HALL)」の混雑状況を確認する方法も有効です。来場の直前にチェックしておくと、より快適に過ごせますよ。

静かな時間帯をうまく選べば、展示の魅力を心ゆくまで楽しめるはず。自分に合ったタイミングで、ジブリの世界観をじっくり堪能してみてください。

ジブリ立体造形展 東京|会場限定グッズで思い出をかたちに

展覧会に足を運んだら、ぜひ楽しみにしてほしいのが限定グッズの数々。

会場の出口付近には、ここでしか手に入らないオリジナル商品がそろった特設ショップがあり、ジブリファンにはたまらないラインナップが並んでいます。

販売されているアイテムは実に多彩で、クリアファイルやポストカードといった定番アイテムに加え、3Dレンチキュラーの絵柄や旗をモチーフにしたステッカー、デザイン性の高いしおりなど、どれもつい手に取りたくなるものばかりです。

なかでも印象的なのは、『紅の豚』をモチーフにしたシリーズ。

読書中のポルコのぬいぐるみや、ピッコロ親父のシャツをイメージしたユニークなアパレルなど、作品の世界観がそのまま感じられるアイテムが揃っています。

ファンにとっては思わず顔がほころぶようなこだわりの逸品ばかりです。

また、短編アニメ『空想の空とぶ機械達』をテーマにしたグッズも注目の的。

展示と連動した内容で、記念品として手元に置いておきたくなるような魅力があります。

グッズ売り場は展示エリアの最終地点にあり、すべての展示を見終えたあとに立ち寄れる動線になっています。

ただし、人気の商品は早めに完売してしまうこともあるため、お目当てがある方は早い時間帯に来場し、展示鑑賞後すぐに売り場へ向かうのが賢明です。

なお、これらのグッズは現地限定販売となっており、オンライン販売や取り置きは基本的に行われていません。

その場での購入が原則なので、気になるアイテムがあれば迷わず手に取ることをおすすめします。

ジブリの世界を心ゆくまで味わったあとは、その思い出を“かたち”として持ち帰ってみてはいかがでしょうか?

展示の感動を、日常の中でも感じられる素敵なグッズが揃っていますよ。

東京開催|『ジブリ立体造形展』チケット情報

東京・天王洲で開催中の『ジブリの立体造形展』に参加するには、全日日時指定制のチケット予約が必要です。

当日券は、前売り分に空きがある場合に限り販売されますが、現金払いのみ&数量限定のため、事前にオンラインで予約するのが最も確実です。


通常チケット料金(税込)

  • 大人:1,900円

  • 中学生・高校生:1,600円

  • 小学生:1,200円

  • 未就学児:無料

※中高生の方は入場時に学生証の提示を求められる場合があります。
※チケットは、ローソンやミニストップに設置されているLoppi端末で事前に発券が必要です。

会場周辺にLoppi設置店はないため、事前発券を忘れずに


限定特典付きチケット(6月27日〜9月23日)

期間中は、特典付きの特別チケットも販売されています。

内容は、映画『崖の上のポニョ』に登場した“ハム入りラーメン”が1杯セットになったもの。ラーメンは水上施設「T-LOTUS M」で提供されます。

特典チケット料金(税込)

  • 大人:2,900円

  • 中学生・高校生:2,600円

  • 小学生:2,200円

※対象は「16時までに入場」した回のみ。
※ラーメンの引き換えは「入場時間から3時間以内」です。
※未就学児は保護者同伴で無料入場可。ラーメンを希望する場合は別途1,000円の支払いが必要です。


購入方法と注意点

  • 購入先:ローソンチケット、日テレゼロチケの公式サイト

  • 発券方法:Loppi端末(ローソン・ミニストップのみ対応)
    ※セブンイレブンやファミリーマートでは発券できないので要注意!

  • 販売開始日:すべてのチケットは 2025年3月22日(土)12:00より販売開始


お得なセット券・宿泊プランもおすすめ

● ジブリ美術館とのセット券

  • 「三鷹の森ジブリ美術館」とのセットチケットも販売中。両会場とも日時指定不要で利用でき、時間の調整がしやすく便利です。

  • ※三鷹〜天王洲アイル間は電車で約50分かかるため、移動時間に注意。

● 宿泊プラン付きチケット

  • 「品川プリンスホテル」や「グランドプリンスホテル新高輪」では、展覧会チケット付きの宿泊プランを販売中。

  • 滞在期間中、日時指定なしで入場可能な特典付きのプランもあります。

  • 「PETALS TOKYO」でも同様のプランが提供されています。

● JALマイルでチケット交換も可

  • 2025年7月26日開催分に限り、JALの1,900マイルでチケット交換可能(先着100名限定)。


スムーズに楽しむためのポイント

  • チケットはすべて時間指定制。希望日のチケットは早めの予約が必須です。特に土日祝日はすぐに完売します。

  • 発券は当日ではなく、事前に余裕をもってLoppi端末で手続きを。

  • 特典付きチケットは数に限りがあるため、購入希望者はお早めに。

  • セット券や宿泊プランを活用すれば、1日たっぷりジブリの世界を満喫できます。


展覧会をさらに楽しむヒントや最新情報は、公式サイトやSNSで随時更新中です。見逃したくない方は、事前にチェックしてからお出かけくださいね。

会場とアクセス情報|ジブリ立体造形展(東京)

◆ 開催会場について

『ジブリ立体造形展』の会場は、東京・天王洲エリアにある「寺田倉庫 B&C HALL/E HALL」。

水辺に面した開放感のある立地で、スタジオジブリの世界観と見事に調和した雰囲気が漂っています。展示を楽しんだあと、周囲を散策するのもおすすめです。


◆ アクセス方法|公共交通機関が便利!

最寄り駅からのアクセスは以下の通りです

  • りんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩約4分

  • 東京モノレール「天王洲アイル駅」中央口より徒歩約5分

どちらのルートも道順がわかりやすく、初めて訪れる方でも迷うことなく到着できます。

さらに、羽田空港からモノレール1本でアクセスできるため、遠方からの来場にも非常に便利です。


◆ 車での来場についての注意点

会場には専用の駐車場がありません

そのため、公共交通機関の利用が推奨されています

近隣のコインパーキングも数は限られており、特に土日やイベント開催時は満車になりやすいため、注意が必要です。


◆ 周辺の主な駐車場情報(参考)

どうしても車で訪れたい場合は、以下の民間駐車場の利用が現実的です:

  • タイムズ天王洲オーシャンスクエア
     約30台収容/30分400円・最大料金2,000〜2,400円程度/地下自走式

  • タイムズ天王洲ファーストタワー・スフィアタワー
     約63台/60分600円/最大料金2,000〜2,200円/高さ制限あり(2.1m)

  • タイムズ天王洲公園駐車場
     約50台/24時間営業/短時間利用に向いた料金体系

  • 予約制駐車場(akippaなど)
     ネットで事前予約・支払いが可能。混雑時や長時間利用にはこちらが便利です。

※いずれも駅から徒歩圏内ですが、満車リスクや料金の兼ね合いを考えると、公共交通機関での来場がもっとも安心・快適です。


◆ まとめ|アクセスのポイント

  • 最もスムーズなのは電車・モノレールでのアクセス。駅からの距離も近く、迷わず会場にたどり着けます。

  • 車で訪れる場合は、周辺駐車場を事前に確認&予約するのがおすすめです。

  • 会場周辺は水辺の景観が楽しめる落ち着いたエリア。展示と合わせて、お散歩やカフェでの休憩なども満喫できます。

ジブリの世界に浸る特別な時間を、快適なアクセスで始めましょう。会場に向かう道のりも、展覧会の一部として楽しんでくださいね。

 

まとめ

スタジオジブリの作品にあまり詳しくなくても、緻密に作り込まれた造形や物語の空気感に触れることで、きっと心が動かされる体験が待っています。

日常を少し抜け出して、ジブリの世界を感じられる特別な空間へ、ぜひ足を運んでみてください。
きっとあなたにとっても、忘れられない一日になるはずです。

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