開幕直前!夏の甲子園2025の熱気を感じよう
高校野球ファンの皆さん、お待たせしました。
今年もついに高校球児たちの憧れの舞台「第107回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)」が開幕します。
2025年も全国49の代表校が各地から集い、聖地・阪神甲子園球場で熱い戦いを繰り広げます。
アルプススタンドから響く応援団の声援、最後の1球まで全力で挑む選手たち――この瞬間が、毎年私たちの心を熱くさせてくれます。
今年は春のセンバツを制した横浜高校(神奈川)や、春季関東大会を制覇した健大高崎(群馬)など、話題の強豪がそろい踏み。
果たして、どんなドラマが生まれるのでしょうか。
ここでは、2025年夏の甲子園に出場する49校を地域ごとに整理し、注目ポイントを交えながら紹介します。
北海道・東北の代表校
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旭川志峯(北北海道)
堅実な守備が光る公立校。3年ぶり11回目の出場。 -
北海(南北海道)
北海道勢最多となる41回目の夏。伝統校が新たな歴史を刻めるか注目です。 -
弘前学院聖愛(青森)
冬の強化を経て打線が復活。4年ぶり3回目の挑戦。 -
花巻東(岩手)
3年連続出場。全国制覇を視野に入れた布陣が整っています。 -
金足農(秋田)
2018年の“金農旋風”の再現を誓う2年連続出場。 -
日大山形(山形)
攻守のバランスが良く、20回目の甲子園へ。 -
仙台育英(宮城)
プロ注目の左腕・吉川陽大投手がチームをけん引。2年ぶり31回目。 -
聖光学院(福島)
4年連続出場。無類の勝負強さで頂点を目指します。
注目トピック
仙台育英の吉川投手は最速147キロの速球を誇り、宮城大会決勝では11奪三振無失点の快投を披露。エースとして全国の注目を集めています。
関東・北信越の代表校
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明秀日立(茨城)
35年ぶりの甲子園。勢いあるチームがどこまで勝ち進むか。 -
青藍泰斗(栃木)
県大会準優勝からの巻き返し。35年ぶり2回目。 -
健大高崎(群馬)
158キロ右腕・石垣元気投手を擁し、春季関東大会優勝。投打ともに充実。 -
叡明(埼玉)
待望の初出場。快進撃に期待が高まります。 -
市立船橋(千葉)
3年ぶりの甲子園。公立校ながら力強い戦いぶりが持ち味。 -
関東第一(東東京)
東の常連が2年連続出場。経験豊富な戦いに注目です。 -
日大三(西東京)
20回目の出場。強力打線で勝負します。 -
横浜(神奈川)
センバツ優勝校。春夏連覇を狙う今大会の大本命。 -
中越(新潟)
7年ぶり12回目。伝統ある守りの野球で挑みます。 -
松商学園(長野)
38回目の出場。古豪復活の狼煙を上げるか。 -
山梨学院(山梨)
センバツ優勝経験校。攻守に安定したチーム力を誇る。 -
未来富山(富山)
待望の初出場。県勢にとっても歴史的瞬間です。 -
小松大谷(石川)
機動力を武器に2年連続の甲子園。 -
敦賀気比(福井)
2015年以来の全国制覇を狙い、3年ぶりの出場。 -
聖隷クリストファー(静岡)
初出場。強打の私学として注目。 -
豊橋中央(愛知)
“東三河の星”が初めての夏へ挑む。 -
県岐阜商(岐阜)
伝統校が3年ぶりに甲子園へ。 -
津田学園(三重)
6年ぶりの出場。悲願の勝利を狙います。
近畿の代表校
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綾羽(滋賀)
春夏通算で初出場。新たな歴史の1ページを刻みます。 -
京都国際(京都)
昨年の王者が2年連続で挑む。連覇を狙う実力派。 -
東大阪大柏原(大阪)
14年ぶり2回目。強豪を次々撃破して勝ち上がった勢いが武器。 -
東洋大姫路(兵庫)
14年ぶり13回目。伝統校が復活の兆し。 -
天理(奈良)
歴代優勝3回を誇る名門が3年ぶり出場。 -
智弁和歌山(和歌山)
和歌山大会を無失点で制し、2年連続28回目。雪辱を誓う大会です。
注目エピソード
和歌山大会決勝で宮口投手が4安打完封。昨春の悔しさを胸に、全国制覇を目指します。
中国・四国、九州・沖縄の代表校
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岡山学芸館(岡山) – 守備の堅さが光る2年連続出場校。
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広陵(広島) – 史上最多V3を狙う名門。3年連続26回目。
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鳥取城北(鳥取) – 機動力を生かし2年連続の挑戦。
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開星(島根) – 8年ぶり11回目。再建の成果が問われます。
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尽誠学園(香川) – 9年ぶり12回目。投手層が厚い。
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鳴門(徳島) – 3年ぶり15回目。伝統の守備で勝負。
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済美(愛媛) – 7年ぶり7回目。四国屈指の打力を誇る。
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高知中央(高知) – 2年ぶり2回目。成長株の左腕が注目。
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西日本短大付(福岡) – 2年連続。破壊力ある打線が魅力。
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佐賀北(佐賀) – “甲子園の奇跡”再現を狙い6年ぶり。
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創成館(長崎) – 3年連続5回目。総合力が高い。
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東海大熊本星翔(熊本) – 2年ぶり4回目。堅実なチーム。
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明豊(大分) – 5年連続出場。安定した強さを誇る。
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宮崎商(宮崎) – 昨夏8強、2年連続出場。
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神村学園(鹿児島) – 春九州大会優勝。夏に照準を合わせる強豪。
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沖縄尚学(沖縄) – 2年ぶり11回目。再び南国旋風を巻き起こすか。
ここまでのおさらい
2025年大会は初出場が5校、公立校は6校。
センバツ王者・横浜、春の関東王者・健大高崎、和歌山大会を無失点で制した智弁和歌山など、実績十分の強豪が揃いました。
さらに仙台育英、神村学園といった“夏に強い”伝統校も名を連ねています。
今年も、全国の球児たちが作り出す数々の感動の瞬間から目が離せません。
いよいよ、2025年夏の甲子園が始まります!
優勝候補5校をじっくり分析!
ここでは、今大会の優勝候補として注目を集める5つの高校をピックアップし、それぞれの戦力やキープレーヤーをわかりやすく紹介します。
どのチームも甲子園に向けて仕上がりは万全。
ピッチャーの球速や選手の背景を知ると、試合観戦がもっと面白くなりますよ。
1. 横浜高校(神奈川)
春夏連覇を狙う“ハマの王者”
昨秋の明治神宮大会を27年ぶりに制し、今春のセンバツでも優勝。
全国から大きな期待を集める横浜高校は、神奈川大会でも逆転勝利を重ね、勝負強さを存分に見せつけました。
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注目投手:織田翔希(2年)
最速150キロのストレートを武器に、先発・リリーフを問わず安定した投球を披露。準決勝では9球でピンチを切り抜け、流れを変えました。 -
注目打者:阿部葉太(3年)
キャプテンとしてチームを牽引。右中間へ放つ豪快なホームランが持ち味で、勝負どころで必ず結果を残します。
注目ポイント
速球派の奥村頼斗(3年)も控えており、投手リレーの組み立てが豊富。鉄壁の投手陣をどう起用するかが勝負のカギです。
2. 健大高崎(群馬)
158キロの剛腕を軸に投打が噛み合うチーム
春季関東大会で2年ぶりに優勝し、勢いに乗る健大高崎。
専大松戸を7―2で破るなど、チーム力が着実に向上しています。
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注目投手:石垣元気(3年)
最速158キロを誇る右腕。満塁のピンチでも連続三振で切り抜けるなど、大舞台で真価を発揮します。 -
投手陣の厚み
左腕の下重航希(3年)、変則フォームの佐藤快斗(2年)など、多彩な投手が揃い継投策も自在。 -
注目打者:高橋晟乃介(3年)
主将として打線をまとめる存在。巧みなバットコントロールで好機を広げ、クリーンアップにつなげます。
注目ポイント
“機動破壊”と称される積極的な走塁が健大高崎の代名詞。スチールやバント攻撃で相手守備を揺さぶります。
3. 智弁和歌山(和歌山)
春の悔しさを胸に、無失点で県大会を制覇
春のセンバツでは惜しくも準優勝。
しかし、その悔しさを力に変え、和歌山大会を無失点で勝ち上がった智弁和歌山。
全国制覇への意欲が強く感じられます。
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注目投手:宮口龍斗(3年)
カットボールを武器にした制球力で、決勝戦を4安打完封。冷静な投球術が光ります。 -
もう一人の柱:渡邉大海(3年)
150キロ超えの速球を誇り、二枚看板として大きな存在感を放ちます。 -
注目打者:山田希翔(3年)
主将としてチームをまとめ、犠牲フライや進塁打など“つなぎの野球”を実践するリーダー。
注目ポイント
「全国優勝しか見ていない」と語る選手たちの強い思い。終盤の粘り強さは今大会屈指です。
4. 仙台育英(宮城)
東北を代表する“堅守のチーム”
仙台育英は、守備の堅さと投手陣の安定感が持ち味。接戦での強さが際立ちます。
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注目投手:吉川陽大(3年)
宮城大会決勝で11奪三振・無失点の快投。キレのあるスライダーが武器です。 -
注目打者:高田庵冬(3年)
4番打者として鋭いライナーを放ち、県大会で打率4割超えを記録。 -
注目投手:伊藤智規(2年)
中継ぎとして存在感を放ち、7回以降のピンチで流れを変える力があります。
注目ポイント
守備からリズムを作るのが仙台育英のスタイル。接戦に強く、試合後半の粘りが見ものです。
5. 神村学園(鹿児島)
夏に強い九州王者、攻守バランスの取れた強豪
春季九州大会を5―1で制し、勢いそのままに鹿児島大会も制覇。
延長12回のタイブレークをサヨナラで勝ち抜くなど、勝負強さが際立ちます。
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注目打者:今岡拓夢(3年)
1年生から甲子園を経験しており、勝負所で一発を放てるパンチ力と強肩が魅力。 -
投手陣の要
エース右腕・萩原尚真(3年)と、140キロ台後半を誇る左腕・平山洸希(2年)の左右ダブルエース体制が盤石です。
注目ポイント
大会が進むにつれて調子を上げるのが神村学園の特徴。序盤で波に乗れば、上位進出も十分期待できます。
ここまでのまとめ
横浜、健大高崎、智弁和歌山、仙台育英、そして神村学園――この5校は、今大会でも特に注目を集める存在です。
どのチームも投打のバランスが良く、個性豊かなスター選手が勢揃い。
果たして、2025年の夏の甲子園を制するのはどの高校か、目が離せません!
“推し”を見つけよう!甲子園2025注目の11選手
全国49校がそろった今年の甲子園。その中でも、特に輝く存在として注目されている11人の選手をピックアップしました。
球速やプレースタイルだけでなく、彼らの背景や魅力的なエピソードもあわせて紹介します。
選手の個性を知れば、試合観戦がより楽しくなりますよ。
石垣 元気(健大高崎/投手・右)
最速158キロを誇る剛腕エース。群馬大会決勝では8回からリリーフ登板し、4イニングを完璧に抑えてチームを甲子園へ導きました。
強い気持ちで挑む姿勢が魅力で、プロ8球団から注目される存在です。
観戦ポイント
縦スライダーはストレートと同じ腕の振りで投げ込まれ、130キロ台後半でも鋭く落ちるため、打者が空振りしやすい球種です。
阿部 葉太(横浜/外野手・右)
センバツ優勝を経験し、今夏はキャプテンとしてチームを牽引。
準決勝では11打席連続出塁という驚異的な記録を達成しました。
観戦ポイント
ノーステップ打法から放たれる豪快な右中間への本塁打は爽快そのもの。スタンドを一瞬で沸かせます。
奥村 頼人(横浜/投手兼外野手・左)
投手と4番打者を兼ねる二刀流。
神奈川大会決勝では2ランを放った後、自らリリーフとして登板し試合を締めるという離れ業を披露しました。
観戦ポイント
最速146キロの直球と大きなカーブをテンポ良く投げ込み、守備陣もリズムに乗りやすい投球スタイルが持ち味です。
織田 翔希(横浜/投手・右・2年)
2年生ながら150キロを超える速球を武器に神奈川準決勝で好救援。
逆転劇を呼び込む投球でチームを勝利に導きました。
観戦ポイント
しなやかなフォームと将来性抜群の投球術。成長の伸びしろも楽しみな投手です。
吉川 陽大(仙台育英/投手・左)
宮城大会決勝で7回無失点11奪三振の圧巻投球。相手に三塁を踏ませない支配力は抜群です。
観戦ポイント
大きく曲がるスライダーが武器。右打者の外角ギリギリに決まった瞬間、スタンドからどよめきが起こります。
宮口 龍斗(智弁和歌山/投手・右)
和歌山大会で4安打完封。
152キロの直球とキレのあるカットボールを武器に、チームの無失点優勝をけん引しました。
観戦ポイント
背番号11ながら「自分が真打」と語る強い自信が、チーム全体に勢いを与えています。
清水 詩太(京都国際/内野手・右)
昨夏の全国制覇を経験した主砲。冬に10kgの増量に成功し、さらに長打力が増しました。
観戦ポイント
木製バットで柵越えを連発する高校生は稀少。打球音にも注目すると、彼の凄さがより伝わります。
江藤 蓮(未来富山/投手・左)
創部8年目のチームを初出場に導いた145キロ左腕で4番打者。
決勝では155球完投に加えソロ本塁打も放ち、まさにチームの大黒柱です。
観戦ポイント
U-18代表候補合宿では打者6人を完璧に抑え、無名から全国区へと躍り出ました。
吉田 大輝(金足農/投手・右)
2018年に旋風を巻き起こした吉田輝星投手の実弟。
秋田大会では2試合連続完封を達成し、兄が果たせなかった全国制覇に挑みます。
観戦ポイント
低めに伸びる直球が武器。内野ゴロの山を築き、守備との連携プレーが光ります。
今岡 拓夢(神村学園/内野手・右)
九州大会優勝を決定づける先頭打者本塁打を放ち、“九州No.1野手”と評される存在。甲子園出場は3季連続です。
観戦ポイント
180cm82kgの体格と50m6秒3の俊足。攻守にわたり躍動するプレーに注目です。
観戦をもっと楽しむための3つのヒント
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数字だけでなくプレーの質をチェック
球速表示だけでなく、スライダーの曲がり幅や打球音にも注目しましょう。 -
試合の合間の表情に注目
石垣投手がマウンドを降りるときや阿部選手が仲間へ声をかける姿は、チームの雰囲気を感じさせます。 -
エピソードとデータをセットで覚える
江藤投手の「155球完投+本塁打」のように、物語と数字を合わせて知ると試合の見方がより深まります。
総まとめ|この夏、自分だけのヒーローを探そう
赤く染まるアルプススタンド、白球を追う汗と涙――甲子園では毎年、新たな主役が生まれます。
158キロの剛腕から、無名ながら急成長を遂げた左腕まで、今年も個性豊かな選手が勢ぞろい。
テレビでも球場でも、気になる選手の背番号を追いかけてみてください。きっと心に残る夏になるはずです。